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@iot
投稿日 2020/10/20
更新日 2020/10/20 ✏
ラズパイでENOSPCエラーの解決方法
ラズパイでカメラモジュールを使っている時にmmal: mmal_vc_component_enable: failed to enable component: ENOSPC
なエラーが発生した時の解決方法のメモです。
目次:
事象
ラズパイ (Raspberry Pi OS) でカメラモジュールでの動画撮影とPIRモーションセンサー(赤外線人感センサー)を同時に動かしていた所、それまで発生していなかった以下のようなENOSPC
エラーが頻発しました。
mmal: mmal_vc_component_enable: failed to enable component: ENOSPC
mmal: camera component couldn't be enabled
mmal: main: Failed to create camera component
mmal: Failed to run camera app. Please check for firmware updates
原因
エラーの原因を調べてみた所、どうやらカメラで使うGPUの割り当てメモリ量が不足していることが原因のようです。
解決方法
/boot/config.txtのgpu_mem
(GPUに割り当てるメモリ量) の値を増やして再起動することで解決しました。 ちなみに筆者の環境ではデフォルトでgpu_mem=128
(128MB) だったのをgpu_mem=144
(144MB) にするとエラーが出なくなりました。
以上です。