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ロジクールキーボードK380でファンクションキーを単発動作
ロジクールのワイヤレスキーボード K380はコンパクトで使いやすく、Linux(Ubuntu)でも動作するのでとても重宝します。 しかしこのキーボード、デフォルトではファンクションキー [F1]〜[F12] を押す時はいちいちfn
キーを押す必要があり、とても面倒です。ファンクションキーを頻繁に使うコーディング作業などでは、この仕様が非常に迷惑だったりします。
そこで今回は、ロジクールのキーボード K380 のファンクションキーをfn
キー押下無しで単発で動作させる方法をメモしておきます。
※今回は Linux (Ubuntu) での動作を前提としています。
目次:
前提
- OS: Ubuntu 16.04.7 LTS
- キーボード:ロジクール Bluetooth ワイヤレスキーボード K380
手順
今回は jergusg さんのk380-function-keys-conf(v1.1)という便利なツールを利用させていただきます。
- 上記ツールをソースからコンパイルするため、まずは
gcc
とmake
がインストールされていることを確認してください。もしまだ無ければ以下のようにインストールします:
sudo apt install gcc make
- 次にjergusg/k380-function-keys-confを
git clone
させていただきます:
$ git clone https://github.com/jergusg/k380-function-keys-conf
$ cd k380-function-keys-conf/
- コンパイル&インストールします:
$ sudo make install
これにより以下のファイルが設置されます: (詳細はMakefileを確認して下さい) - /usr/local/bin/fn_on.sh - /usr/local/bin/k380_conf - /etc/udev/rules.d/80-k380.rules
- K380キーボードのPC上でのデバイス名を確認: (
hidraw
というプレフィクスと作成日時(PC接続日時)からK380と思しきデバイスを把握します)
$ ll /dev/ | grep hidraw
crw------- 1 root root 248, 0 5月 13 13:00 hidraw0
crw------- 1 root root 248, 1 5月 13 13:49 hidraw1
crw------- 1 root root 248, 2 5月 13 13:50 hidraw2 <== どうやらコレっぽい。
- このツールを使ってファンクションキーの単発動作をONにします: (以下の
/dev/hidraw2
の部分はご自身の環境に合わせて下さい)
$ sudo k380_conf -d /dev/hidraw2 -f on
- 最後にPC起動時の自動適用を設定します:
$ sudo make reload
以上です。
jergusgさんのお陰でロジクールK380キーボードが仕事でも更に使いやすくなりました!感謝!